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機種レビュー評価軸解説

花粉ステージへのステージ移行煽りが、

1G目:レバー→1

2G目:レバー→1停→2

と。 

 

3G目はレバー煽りが来た時点で移行確定。

 

レバー煽りなしで、ダメだったかと思ったら1停から煽りが始まって結局移行するみたいな。

レバー煽りなしの1停スタート煽りはそりゃ移行確定ですよね。

 

3G目は煽りなしで、あーダメかーと思ったら、4G目レバーONステチェンアイキャッチで移行。

やっぱり結局行くんかーい。

 

とは言っても、ステージ移行は演出上の告知であって、煽り1G目から内部的には既に状態遷移しています。

 

別に弱チェ引いてないんですけどね。

 

花粉ステージはG数消化で移行します。

タイミングに多少のブレはあっても、定期的に確実に。

確定なんだから逆転パターンいらないんですよもう。

 

と言うことで、皆様よろしくお願いします。プランニング講師バシタカです。

冒頭から訳の分からないぼやきを述べて申し訳ありません。毎年つらくてつらくて。

 

ところで、こう言った「これは確定だろうよ」みたいなパターンってパチスロに沢山ありますよね。

確定系以外でも、見た目に対する期待度や恩恵の大小など、事象に対してユーザーが期待するリアクションの相場感。

 

これを私は市場の価値観相場と呼んでいます。

 

この価値観相場は、時代と共に大きく移り変わっていきます。

分かりやすい例でいうと、出目の中段チェリー。

 

中段チェリーなんて昔はなんでもない小役でしたが、今では確定役扱い。

何もないはずがないだろうという出目になりましたね。

 

何ならただの当たりでは納得いかないレベル。

恩恵は?とか言われてしまいます。

 

何もなくても許されるのは、皮肉にも中段チェリーは偉いという価値観を広く浸透させた張本人である北斗のみに与えられた既得権益です。

不思議ですよね。本人は未だに確定ですらないのに、他では確定以上のものを求められてしまうというのは。

 

以前、年の離れた若手と一緒にスロゲーセンに言った時、彼が4号機の初代サンダーVを打ったんです。

そしたら1G目に中段チェリー「7・チェリー・BAR」が停止。

 

「うおおおー!」と興奮して、スマホで写真を撮っていました。

 

それリーチ目やない、ただの2枚役や。

 

演出面で言うと下パネ消灯とかもそうですよね。

 

昔はただのチャンス演出でしたが、もはや何かしら確定じゃないといけない。

なんならもう既に、恩恵は?とか言われてしまう領域です。

 

そのうち、ただの赤文字でも恩恵は?とか言われてしまう日が来るかもしれませんね。

やれることがどんどん少なくなっていく不自由な様は、今の時代を映し出しているのかもしれません。

 

前置きが長くなりましたが、今回は機種レビューを書いていきます。

 

この価値観相場と言う概念は、私が遊技機を語る上で不可欠なので解説させていただきました。 

今後もちょいちょい出てくると思います。

 

ところで何気なく機種レビュー書くとか言ってますが、本校は様々なメーカー企業に出資いただいている学校です。

機種レビューを書くって、結構しがらみがありそうな気もするんですよね。

 

出資企業様の商品を悪く言ったりしてしまうのは良くないんじゃないか感も若干しているのですが、一旦そんなの知るか。

 

怒られたらやめるかもしれませんが、怒られるまでやっていきます。

どこかで急にやめたら、「あぁ、バシタカ怒られたんだな」と思ってください。

 

と言うことで、何かしら軸があった方が面白いと思いますので、バシタカ評価軸の解説をしていきます。

 

【完成度レビュー】

遊技機としての完成度をバシタカがレビュー。

市場にある遊技機はヒット機種もそうでない機種も含めて、プランナーにとってはヒット機種の種になり得る、打つ価値があるものです。

 

自ら打って考察、他人の意見を聞いて更に考察。

そうやって蓄積された知見が新たな企画を生む土壌となるのです。

 

5段階で行きましょう。

 

★★★★★ 神台

脱帽。他機種にはない尖った魅力がある、または革命的な発明がある。

その上で、仕様上に存在するデメリットは全てメリットを生み出すための必要悪に過ぎず、全てのパズルがガッチリ隙間なくかみ合っている。

以前と以後で市場の価値観相場に変化が生まれるゲームチェンジャー。

過去機の例:(現行機で少ないので5号機含め)

Sカバネリ、ミリオンゴッド神々の系譜、バジリスク2、番長2他

 

★★★★☆ 良台

粗さはあるもののトータルで良く仕上げてあると言える。

デメリット<メリットになっているバランス。

神台になれる要素を持っていたのに、惜しい!ちょっとだけパズルがズレてる!

神台不在の状況においては、このレンジが市場の価値観相場を握る。

過去機の例:

Lからくりサーカス、LモンキーターンV、S新鬼武者2

 

★★★☆☆ 凡台

デメリットとメリットがイーブン。

ここがこうなっていたら良台だったのにー!

良台以上の種になる、プランナーにとって非常に価値があるゾーン。

 

★★☆☆☆ 愛せる糞台

デメリット>メリット

推せるポイントがあるのに大事なボタンを掛け違えている。

議論、考察の余地があるので良台の種になり得るゾーン。

 

★☆☆☆☆ 語るに落ちた糞台

オールデメリット。

全てのボタンがずれており全てに改善点がある。

どれについて考察してもそう言う問題でもないわとなってしまうのが見えているので、議論、考察する気が起きない。

 

以上!

面白いか、打ちたいかどうかは人それぞれ。

過去機例は、バシタカの機種分析結果に基づく個人的な評価ですので悪しからず。 

 

3以下の過去機例は、何も生まないただの悪口になるので自主規制しました。

 

とは言っても、★3でも導入タイミング(市場背景)次第でヒット機種になり得ますし、★2も導入台数が少なければ、少ない固定ファンに支えられたりします。

 

1は文字通り論外。

今後もこのレビューで★1をつけることはないでしょうね。

論外ゆえに書くことがないので。

 

以上です!

評価軸解説だけで結構な文字数に達してしまったので、機種レビューそのものとは分けて投稿します!

今後は機種レビューを書く際の評価軸参考としてこの記事のリンクを貼ることにしますね。

 

それでは、記事を分けて機種レビューをお届けします!

 

第一弾は現在大人気稼働中のL東京喰種

 

続きはこちら!

 

■プロフィール

プランニング講師バシタカ

パチスロのエンタメとしての可能性を妄信する元開発者

この業界の将来のためになるか否かが全ての行動指針

パチスロ商品企画職として実務経験13年(うちメーカー11年)

・ディレクターとして企画/指揮したプロジェクト(パチスロ機種)は8機種

・マネジメントを含めて、関わった機種は計22機種

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